シニョリーア広場
シニョーリア広場は、1299年に工事が着工されました。ヴェッキオ宮殿とロッジアに囲まれた大広場は、13〜14世紀の自治都市時代に政治の中心となりました。政治的スキャンダルが起こった場合はここで多数決を行うため議員が集められ、スキャンダルを起こした家族の運命を決め、その結果がでる度に騒動を起こしたのです。サヴォナローラの処刑もこの広場で行われました。
宮殿前やロッジャ・ディ・ランツィは数々の彫刻が並んでいます。まるで、広場をオープンミュージアムにしたような雰囲気です。広場に並ぶ彫刻の中にメディチ家の初代トスカーナ大公コジモ1世の騎馬像があります。当時のコジモの権力が簡単に推測できます。他にも、海の神ネプチューンの噴水やマルゾッコ、ユディットとホロフェルネス、ダヴィデ像、ヘラクレスとカクス、サビ二女の略奪などの彫刻(レプリカ)があります。